５０歳を前にして転職②

４９歳の私の転職活動です。

今現在、転職活動されている、あるいは検討中のアラフィフの皆様の参考になれば幸いです。

 

◎２４年前の就活

平成８年、私は今勤めている会社に入社。当時は就職氷河期で、前年の春からの就活むなしく暮れまで内定した会社もないままでいた私に、声を掛けてくれたのは、父の勤め先OB、元上司であるYさん。「研究所の人員に空きがあるから、会社に紹介しようか？」ということて、会社の面接を受け、入社が、決まります。この会社は縁故で社員を集める会社だったので、ほぼほぼ100%の合格率だったと思います。でも内定を貰った時はとても嬉しくて、感謝の気持ちは今も覚えています。

という訳で、私は自分の実力で内定を勝ち取った経験がありません。色々あり、転職活動を始めるに至りましたが、私は所謂ヌルい人間だと思わざるを得ません。

 

◎４９歳の就活

リクルート関係のHPなどを見ますと、私の年齢層だと３０社くらいにアプローチして内定をもらう方が多いそうです。そして期間は３ヵ月くらいで決まる事が多いとのこと。むむむ。まず仕事しながらだと、３ヵ月で３０社もアプローチ出来ないです。私の場合ですと、１.５ヵ月の間にネットの求人サイトで最初に４社に申し込み、書類審査で落ち、次にまた４社申し込み２社書類審査落ち、２社面接落ちしました。また、これまでお世話になってきた方に紹介して頂いた会社３社に面接に行き、いずれも保留の状態です。私の仕事の業界だと求人が少なく、ネットの方だと、もう弾切れ状態です。次のステップとしては、会社に直接アプローチを掛けていくスタイルになるかと思います。

転職サイトの利用ですが、私は利用した方がいいと思います。今、テレビのCMとかに良く出てくる転職サイトですが、転職求人をやっている会社、今凄く儲かっているそうですね。企業からお金を貰って求人掲載をして、内定が決まるとまた企業から報酬を貰うのだそうです。サイトに登録する前に、どんな企業が求人を出しているのか見ていたら、自社の求人が見つかりヒヤリとしました。その業者は避けて登録しました。基本はメールのやり取りですが、とても親切に対応してくれます。目ぼしい企業に応募依頼をお願いすると、サイト側で依頼者の適正を確認していけそうだと、履歴書と職務経歴書の作成を指示されます。私は普通に経歴を並べて提出したのですが、「これでは、貴方のメリットが企業に伝わらないので、例えばどんな商品を開発して、どの位の利益を生み出したのか？など、企業側に売り込む内容にして下さい。」とアドバイスを頂き、修正しました。なんか昔と全然違うのでした。会社で若い子が、あまり経験が無くてもPCを駆使してそれなりに見栄えの良い資料を作ってしまう、あの感覚、スキルが必要なのだなと思いました。現代スタイルの就活も経験しておいた方がいいかなと思いました。

◎実際はどうか

営業職で求められている人材は、おおよそ３５歳まででした。これからノウハウを蓄積していく観点からその位の年齢が限度の様でした。私の様な年齢になってくると、企業が求めているのは、技術や経験、マネージメント能力を生かした即戦力的なものです。それから既に持っている人脈、企業との繋がりを持っていると、企業には利益になりそうですよね。でも、そういった能力、経験が十分な人は少数派ではないかと思います。優れた人事部を持った企業は、良い人材を見抜き、確保します。しかし、先の求人サイトも商売なので、人材をより優秀に見せる様に企業に報告、早く内定を決めさせる様にする訳です。転職希望の方も、より自分を素晴らしく見せる能力が卓越した人が内定をもらうようになります。人事部が弱い会社だと、まんまと騙されて粗悪品の人材を掴まされます。そういった手段で内定した方は、結果を出せず、給料を下げられると、また転職を考えます。ちなみにですが、私が働く会社にも、半年くらい前に、いかにもペテン師っぽい方が、転職サイトを通して入社、３ヶ月でいなくなりました。なので、しっかりした会社は、仲介業者の資料は鵜呑みにせず、実際本人とあって見定めるか、伝手のみを使って人材を集めている感じがしました。

ただ、伝手だけで転職活動するとなると、対象はかなり少なくなってしまうので、現実を知る意味でも、求人サイトは上手く使うべきです。下で紹介しているサイトは、内定を得る為のノウハウをキチンと指導してくれますので、成功への近道になるはずです。

賢く利用しましょう！