静岡ラーメンぶらり旅

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霊はあるのか?

こんにちは近衛門です。

僕が生まれた1970年代は、空前のオカルトブームでエクソシストオーメンポルターガイストサスペリアとか怖い映画が大流行。テレビの「3時のあなた」では恐怖の心霊写真とかバンバン放映。小学校の下校は、口裂け女に恐怖しました。さらには、UFOにも注意しなければ、頭に金属片を埋め込まれるし、四次元や地底からの侵略者にも警戒を怠る訳にはいかない。そしてノストラダムスの予言により、残念ながら1999年に人類は滅亡するとのこと。考えてみたら、えらい時代だったな。

そんな訳でネットとかも無いし、霊は非常に身近な存在で、その辺にフワフワ浮いているように思われる程でした。そういった存在が明らかで無い、なんだか不確かな不安要素に心乱された経験、多かれ少なかれ誰もがきっとあるはずです。現代の小学生だって、何かしらあると思います。

そんな方達に言いたい事、それは「霊は100%ありません。」って事です。

何故、そんな事が言えるのか?勿論、太古の地球から人口は爆発的に増えているし、実際に霊が科学的に観測されたことは無いのも理由ですが、僕は自分の実体験による部分が大きいです。

僕は、学生時代、東北の大学にいまして、アパート暮らしでした。超田舎で、その地域では大昔、口減らしの為に子供を捨てる場所があり、建物を建てる際にショベルカーで掘り返すと大量の人骨が出てきたという都市伝説がありました。僕の住んでいたアパートは、真ん中に長い廊下があり、その左右にフスマ戸が付いていて12人くらいの学生が住んでいました。僕の部屋の入り口には、バッチリお札が貼り付けられていました。

当時、僕は留年した事もあり、友達は少なく、ちょっと寂しくて、お化けの友達でも居てくれたら、妖怪の仲間入りして、カッパになってたまに人を脅かしたりしてのんびり生きたいぜ。とか、思ったりしてました。そして冬のある日、事件は起こったのです。深夜就寝中、外でニャーニャー猫達が騒いでいて、あーうるさいなーって思ったら、カッと精神だけ目覚めて、俗に言う金縛り状態。部屋の中にカサカサという気配があり、遂には金縛り中の僕の上にもカサカサって乗って来て、僕の口をペロペロ舐めて来ました。それは小さな真っ白い子猫でした。え?見えたの?と思うでしょ?はい、見えないんですよこれが。見えないのに、白い子猫ってハッキリ分かるんです。釈然としない中、指の先端から少しづつ動かしていき、遂には体が動かせるようになりました。心臓が信じられないくらいバクバクしていました。部屋には、物音ひとつなく、キーンとした静寂だけがありました。そして水を一杯飲みました。一体、この現象はなんだったのか?僕は、ハッキリと分かりました。子猫は、僕の脳にある記憶の残像です。寝ているとき、夢を見るのに似ているのですが、極端に疲れたり、ストレスがあった時にこういう事が起きるんだなって確信を持って理解しました。実は、同じ事が程なくありまして、今度は落ち着いて、それを理解することが出来たのでした。

それから、故人に敬意を払ったり、お墓参りをしたりする行為が何を意味するのか、深く考えるようになりました。死んだ人が、天界で見てくれている…とか、それは美しいお話だけど、脳が無くなったらそもそも思考出来ないし、やっぱりファンタジーです。だから、みんなの心の中にある故人を大事にするって事なんだなって理解しました。

そう、もし霊っていうのがあるのなら、個人に関わった人の脳に残っている残像こそが霊なのでしょう。そういう思い出を大事にするって事は、美しいし、人間だけが出来ることなんでしょう。

だから小学生諸君、なーんにも怖がらなくてOK!のびのび未来に羽ばたいて下さいね!